コンタクトレンズの正しい捨て方、ご存じですか?
洗面台やお風呂で外して、そのまま排水溝に流して捨ててはいませんか?
実は、コンタクトレンズを排水溝に捨てるのは地球環境的に良くありません。コンタクトレンズの正しい捨て方について一緒に勉強しましょう。
コンタクトレンズの
\ 正しい捨て方 /
使い終わったコンタクトの捨て方
「使い終わったコンタクトレンズ本体」は、家庭用(プラスチック)ごみとしてお住まいの地域の定められた方法にて廃棄するのが正しい捨て方です。
詳しくはお住まいの自治体の指示に従って、「もえるゴミ」「プラスチックゴミ」等に分別して処分してください。
「楽だから」と言って、排水溝にポイと流して捨てるのはNGです。
外箱・ブリスターケース・
アルミ蓋の捨て方
コンタクトレンズを購入すると付いてくる「外箱」「ブリスターケース」「アルミ蓋」はそれぞれ以下のように処分しましょう。
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外箱
雑がみ、燃えるゴミ
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ブリスターケース
プラスチック容器包装ゴミ
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アルミ蓋
燃えるゴミ
(自治体によっては燃えないごみ)
使わなくなった
未使用コンタクトの捨て方
部品ごとに処分方法が異なるコンタクトレンズですが、まだ外箱やブリスターケースに入ったままの未使用コンタクトを処分したいときはどうすればいいのか疑問に思いますよね。
正解は「使用したときと同様に別々に処分する」です。
外箱やブリスターケースを開けてそれぞれ分別するのは手間だと思いますが、地球環境を守るため、正しく分別して処分するようにしましょう。
なぜコンタクトを
排水溝に捨てたらダメなの?
使い捨てコンタクトレンズの多くは水分を含ませると軟らかくなるプラスチック性の素材で作られています。つまり、排水溝に流れたコンタクトレンズは下水処理場で細かく砕かれてマイクロプラスチックとなり、海へ流れ出している可能性があるのです。いわゆる「海のマイクロプラスチック汚染」です。
海に流れ出したマイクロプラスチックは分解されて無くなるという事はなく、海の生き物が間違えて食べて生態系を破壊したり、食物連鎖を通じて私たち人間の体内にも蓄積したりなど、地球上に住むさまざまな生物に悪影響を及ぼす可能性があります。
コンタクトレンズの捨て方
についてよくある質問
余ったコンタクトレンズは
どうする?
特に置き場所に困らない場合は、冷暗所に保存しておけばまた必要になったときに使用できます。
ただし、使用期限を過ぎたら必ず捨てるようにしてください。また、家族や知り合いに譲るのも、度数が合わないコンタクトの使用は目に悪いのでNGです。
コンタクトを排水溝に落としたら?
衛生面で心配のある状況では、コンタクトレンズを使用しないのが原則です。排水溝は雑菌等が繁殖しやすい場所ですので、排水溝に落としたコンタクトは拾い上げても使用せず、家庭ゴミとして廃棄しましょう。
\コンタクトは流さないで/
使い終わったら正しく捨てて、
美しい地球を守りましょう。
※自治体ごとに分別方法が異なる場合があります。ご確認の上、正しい方法での廃棄をお願いいたします。
参考:一般社団法人日本コンタクトレンズ協会