コンタクトレンズのBCとは、「Base Curve（ベースカーブ）」の略で、レンズの曲がり具合を表したものです。「8.3mm」や「8.5mm」のように、ミリメートル単位で表記します。目の表面は丸みを帯びていますが、曲がり具合には個人差があります。そのため、目にフィットするレンズを使うために、BCは非常に重要なのです。

BC（ベースカーブ）の数値について

BCの数値は、大きくなるほどカーブが緩やかになり、逆に小さくなるほどカーブがきつくなります。
使い捨てタイプの場合、BCは8.3~9.0mm程度の商品がほとんど。幅広いBCから選べるので、自分に合ったベースカーブのコンタクトレンズを選ぶことで、目へのフィット感を高めることができます。

BC（ベースカーブ）の記載場所

BCは、商品が入っている外箱やパッケージに記載されています。「BC」や「B.C.」と表記されている部分を確認してみましょう。
BCの種類がいくつあるかは商品によって異なり、1種類だけのものもあれば、数種類から選べるものもあります。コンタクトレンズの購入時には、記載された数値を良く確認するようにしてください。

「BCが合わない」というリスクを避けるためには、自分の正しいBCを調べる必要があります。BCを調べる方法としては、「眼科を受診する」「自分が使っているコンタクトレンズを確認する」の2種類があるので紹介します。

１，眼科を受診する

今までコンタクトレンズを使ったことがない人は、眼科の受診でBCを知ることができます。「オートレフケラトメーター」と呼ばれる専用の機械で、目の表面の曲がり具合を測定します。
ただし、眼科によっては、BCの測定を行っていません。受診前に、電話やホームページで確認するようにしましょう。

２，使っている商品を確認する

すでにコンタクトレンズを使っている場合は、商品を確認することでBCが分かります。商品が入っている外箱やパッケージに、「BC」もしくは「B.C.」と表記されているので、チェックしましょう。
レンズデータの見方に関しては、以下のサイトでも詳しくご紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

自分で測ることはできない

残念ながら、自分でBCを測ることはできません。BCは、専用の機械で調べる必要があるからです。
面倒だからといって、適切なBCが分からないまま適当に買わないようにしましょう。先ほどお伝えしたように、さまざまなトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。